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あのアーダーン首相もいるかもねっBeehive_ニュージーランド ウェリントン

Wellington駅のすぐとなりに、何だかユニークな形の建物があります。これはNZの国会議事堂で、その形にちなんでBeehive(蜂の巣)と呼ばれています。
予約制ですが無料で見学も受け付けているのをご存じでしたか?
今回は国会議事堂の無料見学ツアーについてご紹介します。

1.建物について

1969年に着工、1981年に完成しています。高さ10階建て、地下4階建て。大理石の床、ステンレス銅のメッシュの壁、パネル半透明のガラスの天井で装飾されています。茶色の屋根は溶接され縫い合わされた20トンの銅でできていて自然に風化された外観のようです。

2.予約

まず予約をするには、実際に国会議事堂のビジターセンターへ足を運ぶか、ウェブサイトからツアーデスクにメールで予約を入れるかの二通りあります。ウェブサイトの方が空き状況もすぐ確認でき、簡単なのでおすすめです。
https://www.parliament.nz/en/visit-and-learn/visit/guided-tours/

意外と人気の見学ツアーなので、土日はすぐに予約が埋まってしまいます。30分のハイライトツアーと1時間のガイドツアー、アートツアーなど時期や時間帯によって開催内容が異なるので、詳しくはカレンダーをチェックしましょう。
平日の夕方3時からの1時間見学ツアーに空きがあったので、予約してみました。
tour.desk@parliament.govt.nz 
↑メールアドレスに希望する日程、名前、電話番号、人数を書いて送信すると、後ほど確認のメールが来ます。

持ち物を預けたりする時間も要るので15分前にはロビーに集合してくださいとのことでした。

3.見学

見学当日。まずは入り口でセキュリティチェックを受けます。中に入り予約名を伝えるとVisitor用のステッカーをくれるので、見えるところに貼っておきましょう。写真撮影や携帯電話の持ち込みは禁止されているので、クロークに預けます。
案内の方が20人ぐらいのグループを引き連れて内部を案内してくれました。
とても細かく色々と説明してくださったのですが、びっくりするくらいNZなまりの英語だったので、話が込み入ってくると付いていけなくなりました…(笑)。
議事堂内部はお金がかかっているだけあって、とても美しいステンドグラスや有名な建築家よるビクトリア・ゴシック調の建物など普段なかなか見られない貴重なものをたくさん見ることができました。建築好きの方は絶対見に行った方が良いと思います。

マオリ族関連問題を扱う部屋では、壁一面にマオリ族のティキの彫刻があしらわれており、とても愉快でエキゾチックな空間になっていました。あらゆる方向からティキの視線を感じます。

全体的にとても古い建物ですが、耐震構造はしっかりしています。議事堂と国会図書館には計417基の免震アイソレータが設置されていて、地震が来ても建物の下部分で震動を吸収し、マグニチュード7.5まで耐えられるそうです。
NZ人研究者のビル・ロビンソン博士が開発したこの技術は世界各地で採用されているのだそうです。

その他にも、歴代首相の肖像写真が時代順に並んだ廊下や、図書館、コロナの感染者数を発表していた記者会見の部屋など色々めぐりました。
1時間びっしり解説付きで見学したので少し疲れましたが、ボリュームたっぷりで内容も興味深かったです。
歴史的建造物やニュージーランドの国会に興味のある方は、ぜひ予約して見学ツアーに足を運んでみてくださいね。

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