ニュージーランドでは日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。
路上で弾き語りなどのパフォーマンスをしている人ですらカードリーダーをちゃっかり持ち歩いているのを見た時は驚きました。
ニュージーランドの人はクレジットカードを使うのではなくエフトポスというカードを使います。デビットカードの事です。クレジットカードを使うと手数料をプラスされることもあります。これにはビックリでした!
クレジットカード事情って国によって違いますね。
1.クレジットカード事情
日本でクレジットカードを作る時、何が必要だったのか覚えていないのですが、学生でもお店のカードなど作ることができた記憶があります。で、買い物すると”1回払いでよろしいですか?”と聞かれますよね。海外では聞かれないと思います。
アメリカはクレジットカードがないと困ります。そしてクレジットヒストリーがとても重要です。
履歴を管理する機関があって部屋を借りるときも有料でチェックされます。
ヒストリーが無いのもダメ!
ヒストリーが悪いのもダメ!
使ってヒストリーを作らなければなりません。
でも、クレジットカードを作るのもクレジットヒストリーがないと作れません。
じゃあどうすればいいのか?
銀行でセキュアカードという一定のお金を預けてその範囲でクレジットカードが使えるというカードを作ります。それをコツコツ使ってヒストリーを作っていきます。1年、2年すると、限度額を決めてもらえて、それがだんだん上がっていくという仕組みです。
分割払いはないのですが、クレジットカードの支払い時にミニマムの支払い額が指定されます。それさえ払えば使い続けられるのです。これがアメリカでは問題になっていてどんどん使ってしまって気付いたら残高が大変な事になっているのです。そういうアメリカ人は多いと聞きます。
ニュージーランドでは永住権レベルのビザがないと作れません。
そして、上にも書きましたが手数料を使う方が負担する場合があります。
2.エフトポスカードについて
ニュージーランドでは銀行が発行するエフトポスカードを使用している人がほとんどです。機能はデビットカードと同じで、銀行口座と紐づけされているのでこのカードで決済すると即時に口座から引き落とされる仕組みになっています。銀行によってカードの手数料などは異なりますが、ANZの場合はペイウェーブやクレジット機能なしのエフトポスカードであれば無料でつくることができます。
でも、VISAやMASTERの付いているカードを作った方がいいと思います。
ネットでの商品、チケットなどの買い物には必ず必要になってきます。(ANZの場合、カードの年間手数料は初年無料、次年度以降は$10)紛失時はオンラインで簡単に機能停止ができるので便利です。
エフトポスカードで支払う場合は、
カードリーダーにスワイプまたは挿入
ChequeまたはCHQボタンを押す
Pin Numberを入力
Enterを押す
ペイウェーブ機能付きのカードはリーダーにかざすだけで支払いが完了します。
wifiの横になったマークがペイウェーブが使える印。
3.クレジットカード・エフトポスカードが使えない場所
ハーバーサイドマーケットなどの朝市
朝市でもフードトラックや加工食品店などではクレジットカードやエフトポスカードが使用できるところもありますが、野菜や果物を売っている所では現金でのやり取りが主流なので、現金を用意していくことをおすすめします。→野菜、果物屋さんもほとんど使えます!!
電車、バス内で購入するチケット
ウェリントンでは電車に乗る前にカウンターでチケットを購入しますが、無人駅などから乗る場合は車内で駅員さんから直接チケットを買うことになります。その際にクレジットカードやエフトポスカードが使えないことが多いので、電車に乗る前に現金を用意しておく必要があります。
4.不正使用について
アメリカにいた頃、クレジットカードの不正使用の被害に何度も遭いました。これ我が家だけではなく被害に遭っている人は身近にたくさんいます。
だんだんチェックが厳しくなっていて普段の生活範囲でないところで買い物したり、金額が大きいとクレジットカード会社から即座に確認が入ります。
もし被害にあっても気付いた時点でカード会社が保証してくれるので、面倒ですが実被害はないです。
でも、デビットカードでお金を使われてしまったら戻ってきません。
少なくともNYの場合、レストランなどの支払いは席でします。カードを渡してレジに持っていかれます。考えたら危険!確か、ヨーロッパは席にカードリーダーも持ってきていたと思います。
本当にところ変われば習慣が違う!
NZに来てエフトポスを使うのが一般的と聞いてビックリ。しかもかざすだけでOKの場合、一定の金額までPin Numberも必要ないんですよ!
不正使用ないのかなぁ。。。
NZへ旅行の際はVISAやMasterCardがよいです。JCBやAmerican Express等はオークランドなど都市部では使用できますが、郊外やリゾートなどでは使用できないこともあります。