NZ Life

カーター天文台_ウェリントン

ニュージーランドは南半球にあるので、見える星座も日本やアメリカとは全然違います。北極星の代わりに南十字星を目印に昔の人たちは航海をしていました。

少し郊外の方へ足をのばせば、夜空に輝くケンタウルス座をすぐに見つけることができます。
もっと田舎の方へ行くと本当に息をのむような辺り一面の星空に圧倒されるでしょう。


NZで最も歴史のあるカーター天文台。
そこに併設されているデジタルドームプラネタリウムがSpace Placeです。

ケーブルカーに乗って丘を登り、終着駅から少し歩くと、カーター天文台(Space Place)の白いドームが見えてきます。
入場料を払い中へ入っていくと、宇宙に関するインタラクティブな展示を見ることができます。

プラネタリウムの種類が10種類ほどあり、1時間ごとに内容が変わります。残念ながら歴史あるトーマス・クック望遠鏡での天体観測は現在中止されていますが、巨大な望遠鏡の姿を間近で見ることができます。
展示自体は子ども向けに作られてはいますが、マオリ族の宇宙観などの珍しい展示もあり、大人でも楽しめます。


私が訪問した6月中旬頃は、ちょうど「マタリキ」と呼ばれるマオリの新年に重なっていたようで、北東の空におうし座のプレアデス星団が出現し、それに関するプラネタリウムのプログラムが上映されていました。
同じ星でも民族や宗教の違いによって全く異なる物語を持っているのはとても興味深いことですね。

ミュージアムショップに南半球の星座早見表が売っていたので衝動買いしてしまいましたが、今は星座表というとても優れたスマホアプリがあるようです。夜空にスマホをかざすだけで星座を把握できて、地球の裏側の星座や過去・未来の星座まで検索出来てしまうのです。本当に便利な時代ですね。今度天気の良い夜にさっそく使ってみたいと思います。

Space Place
40 Salamanca Rd, Kelburn, Wellington 6012
※ボタニカルガーデンから徒歩で行くこともできます。
Open:
火 16時ー23時
金 16時ー23時
土 10時ー23時
日 10時ー17時
入場料:大人14ドル
    子ども(4-16歳):9ドル

https://www.museumswellington.org.nz/space-place/

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