引っ越してきてまだ家もないころ、airbnbを転々とする日々。引っ越すたびにチェックアウトとチェックインの間に時間ができてしまい、無料でWi-Fiが使えて雑誌を見たり全員が時間をつぶせるので図書館へ行っていました。
Wellingtonのどの地区にも図書館があり、地域の情報や掲示板があったり、印刷やコピーもできてとても役立ちました。
息子が小さいとき、読み聞かせや子供向けイベントを調べて図書館へ行っていたのを思い出します。
1.ウェリントンの図書館事情
2.図書館のサービス
3.その他
1.ウェリントンの図書館事情
Aucklandの図書館は広くてWi-Fiもつながりやすくて3Dプリンターも使えて、いい感じの椅子がたくさんあって居心地がよかったので、首都‼Wellingtonも同じ感じなのかな~と思っていました。
が、CBDにある新しい図書館に行ってみたらその小ささに愕然としました。狭いけどフロアがたくさんあるのかな?と思ってエレベーターを探すも見当たらず。スタッフに聞くと、1フロアしかないと言われてしまいました…
首都なのに。
調べてみると、CBDの中心(シティギャラリーの隣)にあった巨大な図書館は、2016年のカンタベリー地震を受け、耐震基準ガイドラインが変更されたため、2019年3月以降ずっと閉館しているとのことでした。それで急遽つくられたのが、先ほどの1フロアしかない小さな図書館だったようです。
膨大な量の蔵書は新しくできたJohnsonvilleの図書館の方へ移動させ、CBDの図書館ではオンライン予約した本の受け取りや返却をメインにするようになったようです。
https://wellington.govt.nz/services/community-and-culture/libraries/central-library-closure
本をめくりながらのんびり過ごせる空間が早く戻るといいですね。
2.図書館のサービス
・電子書籍やオーディオブックの貸し出しが簡単にできること
LibbyまたはOverdriveというアプリをインストールし、図書カードの番号を登録するだけで電子書籍やオーディオブックを簡単に借りることができます。
・世界中の新聞や雑誌を毎日無料で読める
Press Readerというサービスも、図書カードがあれば無料で利用できます。
・語学学習アプリMangoが利用できる
図書カードでログインすると無料で利用できます。
・ジャズやクラシック等の音楽配信や、最新の映画を無料で見れる
Beamfilm、Kanopyなどのサービスも利用できます。
https://www.wcl.govt.nz/downloads/
正直無料で見れる映画なんて生真面目で小難しいのばかりなのかなと思っていましたが、渋谷Bunkamuraやアップリンクなんかで上映しているような尖った新しい映画も入っていて、有料でダウンロードする前にKanopyとBeamfilmをチェックするようになりました。
・先祖を調べるための膨大なデータベースへアクセスできる
無料でアクセスできるそうです。(移民国家ではこれがスタンダードなんでしょうか?)
コンテンツが多すぎると逆に選ぶのが大変ではありますが、それにしてもNZの図書館はサービスが進んでいるなぁと感じます。調べてびっくり!利用しないのはもったいない。
3.その他
バスで20分ぐらいのJohnsonville図書館は新しくて広いので、本を読みつつのんびりしたい方は少し足をのばしていってみるのもいいですよ。新作映画のブルーレイも有料(NZ$3-4)ですが、レンタルできます。
Newtownの図書館は町の名前にNewが付くにも関わらず、今まで見た図書館の中で一番古かったです(笑)
JP(Justice of Peace)のサービスのあるところもあります。私は近所の図書館でパスポートのコピーにサインをしてもらいました。