ニュージーランドの特に都市部(Auckland、Wellington、Cristchurch)では、電動スクーターに乗っている人やレンタルの乗り捨て電動スクーターがあちこちに置かれているのを目にします。
ニューヨークにはレンタル自転車(電動も)はありますが、スクーター(キックボードのことね)はありませんでした。ニューヨークの方が平らでスクーター向きだと思うのですが…
電気屋さんにも電動スクーターが売っていて、自分のスクーターに乗っている人もよく見かけますね。
スピードが出るので歩道を走られると怖い時もあります。
ウェリントンでは何社か運営されていて、Uberも参入しています。今回はFlamingoについて簡単にレポートします。
1.電動スクーターって?
2.利用の仕方
3.乗ってみた感想・料金
1.電動スクーターって?
スクーターと聞くと原付みたいなものをイメージする人も多いかもしれませんが、NZの電動スクーターは、電動キックボードといった方が伝わりやすいかもしれません。誰でも簡単に乗れてちょっとした坂も楽に上れるようです。ヨーロッパで数年前から電動スクーターのシェアリングサービスが開始され、NZでもFlamingoやLimeなどがサービスを展開しています。
Googleマップの経路検索でも、徒歩や車・電車の他にスクーターでの時間と料金が表示されているのを見て、本当に移動手段として浸透しているという印象を受けました。
2.利用の仕方
今回は一番よく目にするFlamingoというサービスの利用方法をご紹介します。
・アプリのインストール
スマートフォンのアプリストアからFlamingoをインストールします。iOSでもAndroidでも利用可能です。
・メール・パスワード登録
メールアドレスとパスワードを登録し、電話番号認証をします。
・カードの登録
クレジットカードまたはクレジット機能付きのデビットカードの情報を登録しておきます。
・スクーターを見つけたらQRコードを読み取る
ちょうど良い場所に乗り捨てられたFlamingoスクーターを見つけましょう。アプリ内で自分の近くにあるスクーターを探すこともできます。
アプリの「Ride」ボタンを押し、ハンドルの真ん中に付いているQRコードを読み取るとロックが解除されます。
ピコピコと音が鳴っていればOKです。
・乗る
ストッパーを上げ、キックボードの要領で乗ってみましょう。右の緑のレバーがアクセル、左の赤いブレーキで減速・停止できます。後輪の上にもフットブレーキがあるので、どちらかの足で軽く踏んでおきます。
・降りる
利用が終わったら、ストッパーを下し、アプリの「End Ride」ボタンを押します。スクーターの写真を撮る画面が出てくるので、全体が移るように写真を撮ります。店舗や建物の入り口など通行の邪魔になる場所には置かないようにしましょう。
3.乗ってみた感想・料金
朝方のあまり人が少ない時間帯に乗ってみたのですが、思っていたより乗りやすく快適でした。アクセルレバーを押すと簡単にスピードが出るので、人が多いときはちょっと気を付けた方が良さそうです。
場所によって最大スピードが決まっていて、例えばウォーターフロントだと最大10㎞までとプログラムされているので制限速度を超える心配はないようです。
基本的に歩道または車道の端の方を利用しますが、Lambton QuayとWillis Streetでは車道を利用するようにしましょう。
地域ごとのインストラクションはアプリ内で確認できます。
料金は、Wellingtonの場合、ロック解除に1ドル、1分ごとに38セントとなっています。(2020年10月現在)
タクシーより断然安く、バスよりも小回りが利いていつでも乗れるので、観光やお買い物で歩き疲れた時に利用するにはとても便利なサービスだと思います。
たまに二人乗りしている人を見かけますが、禁止されているのでやめましょう。
どこにでも乗り捨てられているのはちょっと気になります。
Wellington市内はかなり広域で利用できます。