1.Zealandia(ジーランディア)って何?
2.山や森を歩いてもヘビがいない!
3.どんな鳥に会えるのでしょう
4.その他にも
原生林を再生させた自然保護区です。面積225ヘクタールの巨大な森の中に散策路が整備されていて、絶滅危惧種の野生鳥類をたくさん見ることができます。Wellingtonの森林と淡水の生態系を人間が来る前の状態に近づけるという、500年に及ぶ壮大なビジョンを持っているそうです。
2.山や森を歩いてもヘビがいない!
NZの特徴としてよく知られているのが、捕食者がいないこと。農家にとっての害獣である熊も猪も狼もマムシもいないし、人間が来るまでは哺乳類の捕食者もいなかったので、野生動物の楽園として驚くべき動植物の生態系が形成されていたんだそうです。
人間たちが住むようになってからは、多くの鳥類、カエル、トカゲ、淡水魚、コウモリ等が絶滅しました。
Zealandiaでは、周囲に8.6kmのフェンスを立てて、外から来る哺乳類からの捕食を防いでいるので、Wellingtonでは見られなくなっていたトゥイなどの鳥が、市内でも見られるようになっていったとのことです。NZの中でも生物多様性のとても豊かなZealandiaなのです。
実は全然鳥のことを知りません。
入り口にあった地図を見たらルートがいくつもあって、敷地の巨大さに圧倒されました。一番オーソドックスな道をちょっと歩き始めると、至る所にネズミ捕り用の箱が置いてありました。
徹底していますね…。
木でできた餌箱のところへ行くと、あまり見たことのない大きめの鳥がのんびり餌をつついていました。そんなに警戒心がないようで結構近づいても逃げずに堂々としていました。
ちょっと人気のない散策路を歩いていると、頭上を抹茶色のきれいな鳥がヒューっと通り過ぎていきました。ニュージーランドの鳥の知識が全然なかった割にそこそこ楽しめましたが、鳴き声や色で何の鳥か見分けられたらもっと面白いだろうなーとも思いました。
以下のURLは「Garden Bird Survey」という市民参加型の野鳥調査イベントのサイトで、サイズや鳴き声から、鳥の種類を知るのにとても役立ちます。
https://gardenbirdsurvey.landcareresearch.co.nz/identification.html
子どもでも手軽に調査に参加できるので、親子でバードウォッチングをするのもいいですね。このサイトの鳥の鳴き声ファイルを流して再生していると、リラクゼーション効果もある気がします(笑)。
奥の方へ進むとダムがあり、双眼鏡で森全体を観察することができます。動物園のような人間向けにつくられたエンターテインメント施設ではないので、行く時間や天気によって見れたりあまり見られなかったりすると思いますが、それも含めて、野生の生き物たちの生活が最優先されていて心が穏やかになります。
けっこう敷地が広いので、真剣に観察しながら歩いていくと2-3時間くらいかかりました。
ツアーがあるのでガイドの方と一緒に回れば鳥のことを詳しく教えていただけます。
夜はイグアナなども見ることができるナイトツアーを開催しているそうです。今度時間のある時に行ってみようかな。
4.その他にも
敷地内には施設もあって、ユニークと言われるNZの自然の特徴や歴史に関わる展示があり子供達には興味深いものになっています。
また鳥などをモチーフにした素敵なグッズが販売されているショップ、Rataというカフェがあります。
実はNZに来た頃、たまたまカフェを探していてたどり着いたのがここだったんです。テラスのようになっていて(冬だったので覆われていましたが)中を鳥が飛んでいて驚きました。寒い季節でスープを頂きました。美味しかった。
ZealandiaOpen:9時ー17時カフェ:平日9時ー16時、土日9時ー17時入場料:大人22ドル、子ども10ドル、5歳以下無料、家族連れ(大人2名子ども1-3名)50ドル
CBDのiSITEまたはケーブルカーの終着駅から無料のシャトルバスが出ています。https://www.visitzealandia.com/